NFTゲームに興味あるけど怖い。どんな危険性があるの?
このような疑問にお答えします。
NFTゲームの危険性は8つ
- 損失リスク
- トークンが無価値になることも
- 偽サイト
- ハッキング
- ラグプル
- セルフゴックス
- 開発停止
- 法改正
とはいえ、「NFTゲームを安全にプレイする方法」もあるのでご安心を。
「注意点」と合わせてくわしく解説します。
この記事を読めば、NFTゲームの危険性を把握し、安全に楽しく遊べるようになりますよ!
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NFTゲームとは
NFTゲームとは、仮想通貨で利用されている「ブロックチェーン技術」を用いて開発されたゲームのこと。
ゲーム内のキャラクターやアイテムがNFT化されているため、NFTマーケットプレイス内で売買できます。
ゲームで稼げる、いわゆる「Play To Earn」というやつです。
「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」や「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」は有名。
NFTゲームの危険性8つ
それでは、NFTゲームの危険性8つを見ていきましょう。
- 損失リスク
- トークンが無価値になることも
- 偽サイト
- ハッキング
- ラグプル
- セルフゴックス
- 開発停止
- 法改正
損失リスク
NFTゲームは損失を出す可能性があります。
なぜなら、発生する初期費用を回収できないことがあるから。
たとえば、前述の「アクシーインフィニティ」はゲームを始めるために3体のキャラクターを購入する必要があります。
キャラクターは3体で最低1,000円ほど+ガス代(手数料)。
ゲーム内で稼げる「SLPトークン(仮想通貨)」は1SLP=0.3円(記事執筆時点)ですから、初期費用の回収までなかなか大変そうです。
ゲームプレイ時間や仮想通貨の価格にもよりますが、初期費用が回収できず損する可能性もあります。
トークンが無価値になることも
ゲーム内で使用されているトークン(仮想通貨)が暴落し、無価値になる可能性も。
参入者の数が頭打ち → 稼げなくなる → トークン価格下落 → 売り急ぐ人が増える → 暴落
2021年後半〜2022年4月にかけて大流行した「STEPN」がまさにこの流れ。
2022年4月29日に1GST=1,024円の最高値をマークし、その後下落しました。
こうなると初期費用の回収にかなり時間がかかります。
偽サイト
人気NFTゲームの偽サイトにはご注意ください。
偽サイトに自分のウォレットを接続すると、ウォレット内の仮想通貨やNFTが盗まれます。
偽サイトへのアクセスを防ぐためにも、公式サイトからゲームを始めましょう。
公式サイトやゲームのURLはブックマークしよう
ハッキング
NFTゲームの運営会社がハッキング被害に遭うこともあります。
以下は、「アクシーインフィニティ」の運営会社のシステムがハッキングされ、約6億2500万ドル(約770億円)が盗まれたときのニュース。
アクシーインフィニティのRoninがハッキング 6億ドル超の被害https://t.co/vDH6qJ2eYq
— コインテレグラフジャパン – Cointelegraph Japan (@JpCointelegraph) March 29, 2022
いくら自分で気を付けていても、NFTゲーム自体がハッキングされてはどうしようもありません。
ちなみに、アクシーインフィニティの運営会社は被害者のハッキング被害を補償しています。
ラグプル
ラグプルとは、NFTゲームの運営者が資金を持ち逃げする詐欺のこと。
公式サイト制作 → キャラクター・アイテムのNFTを先行販売 → 資金が集まったら逃げる
「マイナーなゲームタイトルに手を出さない」「運営者情報を細かくチェック」など注意しましょう。
セルフゴックス
セルフゴックスとは、仮想通貨の送り先を間違え資産を失ってしまうこと。
- 送金先のウォレットアドレス
- ウォレットアドレスのスペル
- 使用するブロックチェーンの種類
最初は気を付けながら送金するものの、慣れてくるとチェックも甘くなり誤送金してしまいます。
銀行とは異なり、誤送金した仮想通貨は二度と戻ってきません。
送金する前のチェックは慎重に行いましょう。
慣れてきたときほど注意
開発停止
NFTゲームの開発が停止する可能性もあります。
理由の多くは「資金繰りの悪化」「ユーザー数が伸びない」から。
実際、NFTゲーム「Untamed Isles」は開発を停止しました。
とあるMMORPGが暗号通貨の暴落で開発を一時停止―資金枯渇のためKickstarter出資者への返金できずhttps://t.co/esdecZgN75
— GameBusiness.jp (@GameBusiness_JP) August 19, 2022
原因は「開発コストが高すぎた」「仮想通貨の価格下落」ということ。
このように、ゲーム開発が急停止するという点も注意しなければなりません。
法改正
法改正によりNFTゲームがすべて規制される可能性も。
なぜなら、国内のNFTや仮想通貨、Web3関連の法整備がまだ整っていないから。
しかし、政府もNFTやWeb3に対して前向きです。
「Web3.0」について、「インターネットやデジタル経済の構造を根底から覆す新たな技術革新の波」であるとし、わが国が新たなデジタル経済圏をけん引していくための社会基盤やルールを早急に整備するべきとしました。
「Web3.0」をわが国の成長戦略の柱に
NFT政策検討PTが提言(案)を取りまとめ
現在、法整備に向け政府や業界団体がルール作りに取り組んでいます。
今後の動向に注目しましょう。
NFTゲームを安全にプレイする方法
続いて、NFTゲームを安全にプレイする方法を紹介します。
- 余剰資金で始める
- マイナーなゲームは避ける
- 定期的に換金
- 複数の取引所を利用
- ギルドに参加
余剰資金で始める
NFTゲームは余剰資金で遊びましょう。
前述したとおり、リスクが大きいからです。
余剰資金であればダメージを最小限に抑えられます。
一攫千金を狙い全財産をブチ込むのはやめてください。
まずは体験版(無料)から始めるといいよ
マイナーなゲームは避ける
できる限りマイナーゲームは避けましょう。
というのも、リスクに遭う可能性を下げられるから。
まずは、人気タイトルや大企業がリリースしているゲームから始めるといいですよ。
- Axie Infinity(ベトナム)|モンスター育成ゲーム
- My Crypto Heroes(日本)|MMORPG
- 資産性ミリオンアーサー(日本)|デジタルシール収集
ハイリスク・ハイリターンのNFTゲームをプレイするのは、NFTや仮想通貨の知識がついてから!
定期的に換金
NFTゲームで得た報酬は定期的に換金するべし。
早く原資回収すればノーリスクで遊べるからです。
さらに、ゲーム内のトークン(仮想通貨)価格の暴落による損失も防ぎやすくなります。
STEPNのトークン「GST」が暴落した際には、換金しないまま遊んでいた人も多く阿鼻叫喚でした。
仮想通貨全般暴落してますがSTEPNの「GST」もとめどなく落ちていますね。。
— もちパパ@副業投資家_ブログ (@mochipapa40) June 13, 2022
最高値から1/40以上も下落。
10分歩いて5,000円稼いでいた人は125円しか稼げなくなったということ。
健康アプリで貰えるお小遣いと思えば良いかもしれませんが…。 pic.twitter.com/PGdPzb5eTz
まずは原資回収しよう
複数の取引所を利用
仮想通貨取引口座は複数用意したほうがいいですよ。
資金のすべてを一社に預けておくと、万が一トラブルがあったときに全財産を失います。
実際、2022年に世界第2位の取引所「FTX」が破産しました。
BBCニュース – 暗号資産大手FTXの経営破綻、上位債権者50人に4400億円の債務 https://t.co/HyEzDMvEtn
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) November 21, 2022
このようなトラブルに遭っても、資金を分散しておけば被害を最小限に抑えられます。
口座開設だけ済ませ、いつでも利用できる状態にしておくと安心です。
ギルドに参加
NFTゲームには「ギルド」と呼ばれるコミュニティがあります。
初心者をサポートしてくれるコミュニティ。
無料でNFTアイテムを貸し出してくれたり、情報を提供してくれたりする。
特定のゲームではなく、複数のゲームをコミュニティメンバーで攻略するのが特徴。
NFTゲーム初心者にぴったりのコミュニティです。
やり取りはチャットツール「Discord」を使用します。
興味のある方は、各ギルドの公式サイトから参加してください。
複数のギルドに参加してもOK
NFTゲームで遊ぶときの注意点
NFTゲームで遊ぶときは以下の点に注意しましょう。
- 知らない人からのDMはスルー
- シークレットリカバリーフレーズは誰にも教えない
- 公式情報を得る
知らない人からのDMはスルー
XやDiscordで届く、知らない人からのDMは無視してください。
詐欺師の可能性が高いです。
詐欺師の目的は偽サイトへ誘導し、あなたのウォレット内にある仮想通貨やNFTを盗むこと。
なかにはNFTゲームの運営者を名乗ってくる詐欺師もいます。
知らない人からのDMはすべてスルーしましょう。
シークレットリカバリーフレーズは誰にも教えない
メタマスク(仮想通貨ウォレット)のシークレットリカバリーフレーズは他言無用。
なぜなら、シークレットリカバリーフレーズがあれば誰でもパスワードを再設定できるから。
銀行口座の暗証番号のようなものなので、誰であっても教えてはいけません。
紙にメモを取り保管しましょう。
再発行できないのでメモを無くさないよう注意
公式情報を得る
ゲームに関する情報は公式から得ましょう。
公式情報以外はすべて詐欺と考えてOK
とくにXのタイムラインで流れている、公式以外のURLには注意。
偽サイトに誘導される可能性があります。
偽サイトとあなたのウォレットを接続した場合、ウォレット内の仮想通貨やNFTがすべて盗まれるでしょう。
NFTゲームに関するよくある質問
最後に、NFTゲームに関するよくある質問をまとめておきます。
- NFTゲームはあまり稼げない?
- NFTゲームはスマホでもできる?
- NFTゲームは未成年でも始められる?
NFTゲームはあまり稼げない?
2023年8月時点だとNFTゲームで稼ぐのは難しくなっています。
というのも、トレンドが過ぎ仮想通貨市場も下降気味だから。
企業もゲーム開発に力を入れており、新作はほぼでていない状況です。
NFTゲームはスマホでもできる?
はい。遊べます。
ただし、すべてのゲームがスマホ対応しているわけではありません。
ポイントはアプリ対応しているかどうか。
「アプリ対応しているゲーム=スマホ対応」それ以外はWebブラウザで遊ぶゲームという認識でOK
NFTゲームは未成年でも始められる?
はい。できます。
ゲームによって対象年齢が異なるため、公式サイトでご確認ください。
ただし、仮想通貨の売買は多くの取引所で満18歳以上からとなっています。
18歳未満の方は、親御さんに相談しましょう。
まとめ|NFTゲームの危険性・安全にプレイする方法
今回は、NFTゲームの危険性・安全にプレイする方法をまとめました。
NFTゲームの危険性
- 損失リスク
- トークンが無価値になることも
- 偽サイト
- ハッキング
- ラグプル
- セルフゴックス
- 開発停止
- 法改正
- 余剰資金で始める
- マイナーなゲームは避ける
- 定期的に換金
- 複数の取引所を利用
- 運営者情報の確認
確かにNFTゲームは危険な一面もあります。
しかし、ブロックチェーン技術により「遊びながら稼げる」という大きな魅力も。
安全にプレイする方法を実践すれば、初心者でもゲームを楽しめます。
それでも心配な方は、まず日本の有名NFTゲームから始めてみてはいかがでしょうか。
取引所からメタマスクへ送金すると1,000円ほど手数料が発生します。
※コインチェック・ビットフライヤーは0.005ETH(約1,250円)
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