NFTのMint(ミント)って何? やり方は?
このような疑問にお答えします。
NFTのMint(以下ミント)とは、「NFTを新たに発行する」という意味。
英語の「Minting(鋳造/ちゅうぞう)」が由来です。
はじめにミントの詳細について解説し、次にやり方や注意点を紹介します。
記事を読み終えるころには、ミントのやり方がわかるだけでなく、ミントについてしっかり理解できますよ!
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NFTのMint(ミント)の意味
NFTのMint(ミント)は「NFTを新たに発行する」という意味です。
正しくは「NFT(コンテンツ)の情報をブロックチェーン上に刻むこと」ですが、ややこしいので覚えなくてOK
出品者と購入者で意味が異なる
ミントの意味はNFTの「発行者(クリエイター)」と「購入者」によって異なります。
- 発行者(クリエイター)…NFT作品を出品するという意味
- 購入者…NFT作品を初回購入し、保有者になるという意味
▼発行者(クリエイター)の「ミント」使用例
僕が新たに制作したNFT「〇〇」を1月31日にミントします
▼購入者の「ミント」使用例
新しいNFTコレクション〇〇を、今日ミント(初回購入)できた
このように発行者(クリエイター)と購入者によって、ミントの意味合いは異なるので注意しましょう。
ミントとリストの違い
NFTのミントとリストの違いは次の通りです。
- ミント…コンテンツをNFT化する
- リスト…作成したNFTを販売する
▼「リスト」の使用例
僕のオリジナルNFT「〇〇」を12時にリスト(販売開始)しました
「ミント=NFTを販売」という意味ではありません。
ミントはあくまでNFTの作成まで。NFTを販売する際は「リスト」という言葉が使われます。
NFTのMint(ミント)のやり方
それでは、NFTのMint(ミント)のやり方を見ていきましょう。
PC画面で解説しますが、スマホでも流れは同じです。
- OpenSeaとメタマスクを接続
- My Collection(マイコレクション)を作成
- NFTをミント
- ミントしたNFTをリスト
なお、メタマスクにイーサリアム(ETH)が入金されている状態を前提としています。
仮想通貨の口座やメタマスクをお持ちでない方は、以下の記事を参考に準備してください。
OpenSeaとメタマスクを接続
まずはOpenSeaを開きます。
画面右上「人型アイコン」をタップ。
「MetaMask」をタップします。
「次へ」→「接続」とタップ。
これでOpenSeaとメタマスクが接続されました。
アイコンなどアカウントの詳細設定をする場合は「Settings」からどうぞ。
My Collections(マイコレクション)を作成
次に、作成したNFTを保管するフォルダ「My Collections」を作成します。
「アイコン」→「My Collections」
「Create a collection」をタップ。
【Create a Collection】というページが表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
Logo image(※) | ロゴ画像(アイコン) |
Featured image | コレクションのイメージ画像 |
Banner image | バナー画像 |
Name(※) | コレクションの名前 |
URL | コレクションのURL |
Description | コレクションの説明 |
Category(※) | コレクションのカテゴリー |
Links | ウェブサイト、メール、SNSへのリンク |
Creator earnings | クリエイターが受け取る収益 |
Creator earnings | 使用するブロックチェーン |
Payment tokens | 売買に使用する仮想通貨 |
Display theme | 作品の表示方法 |
Explicit & sensitive content | 刺激的なコンテンツか否か |
必須は「Logo image」「Name」「Category」のみ。
まずはお試しでNFTをミントしたい、という方は3項目だけ入力すればOK
入力できたら「Create」をタップします。
マイコレクションのページが表示されました。
今回はテストとして「Beautiful Mountains in Japan」というコレクションを作成。
My Collectionsの作成は以上です。
My Collectionsの編集はいつでも可
トップページの右上メニュー「My Collections」をタップ。
「︙」→「Edit」
編集画面が表示されました。
編集できたら「Submit changes」をタップすれば完了です。
ちなみに、「Delete collection」をタップすればMy Collectionsを削除できます。
NFTをミント
コレクション設定が済んだらNFTをミントしましょう。
トップページのメニューから「Create」をタップ。
【Create New Item】と表示。
このページで作品情報を入力していきます。
各項目の意味は以下のとおりです。
Image, Video, Audio, or 3D Model(※) | NFTにする作品をアップロード |
Name(※) | 作品名 |
External link | 外部リンク(あなたのサイト等) |
Description | 作品の説明 |
Collection | 作成したコレクションを選択 |
Properties | 作品(キャラ)の属性 |
Levels | 作品の数値特性(表) |
Stats | 作品の数値特性(テキスト) |
Unlockable Content | NFT購入者のみが利用できるコンテンツ |
Explicit & Sensitive Content | 刺激的なコンテンツか否か |
Supply | 販売可能なNFTの上限数 |
Blockchain | 使用するブロックチェーン |
Freeze metadata | コンテンツをロック(アイテム作成後に設定) |
必須は「Image, Video, Audio, or 3D Model」「Name」のみ。
お試しでミントするだけなら「2項目」だけ入力すればOK
今回はテストとして【View from M.Jiigatake】という名前で作成。
入力できたら「Create」をタップします。
グーグル認証にチェック。
メタマスクが立ち上がるので「署名」をタップします。
【You created View from Mt.Jiigatake】と表示されたらミント完了。
世界に一つだけのNFTアートが完成しました。
NFTの編集はいつでも可
トップページ→「人型アイコン」→「My Collections」
編集したいNFT作品をタップ。
「Edit」をタップします。
編集画面が表示されました。
編集できたら「Submit changes」をタップすれば完了です。
右の「Delete item」をタップすればNFT作品を削除できます。
お疲れさまでした。ミントの解説は以上です
ミントしたNFTをリスト
「ミント」自体はコンテンツ(絵や写真)をNFT化しただけです。
ミントしたNFT作品を販売するには、リスト(販売)する必要があります。
トップページ→「My Collections」→作品→「Sell」とタップ。
販売方法の設定画面が表示されます。
各項目の意味は以下のとおりです。
Choose a type of sale | 販売方法を選択 Fixed price…固定価格 Timed auction…オークション |
Set a price | 販売価格と通貨 |
Set duration | 販売期間 |
More options | その他のオプション |
Summary | 概要 |
Potential earnings | 予想利益 |
入力できたら「Complete listing」をタップすれば出品完了。
NFTをMint(ミント)する際の注意点
続いて、NFTをミントする際の注意点を解説します。
- 著作権違反しない
- 他人に代行させない
- 信頼できるマーケットプレイスを利用する
著作権違反しない
NFTをミントするときは、必ずオリジナルのコンテンツを使用してください。
漫画やアニメのキャラクターを無断で使用・販売すると、著作権侵害に該当し罰せられます。
他人に代行させない
面倒だからといって、NFTの販売を他人に依頼するのはやめましょう。
最悪の場合、あなたのコンテンツや資産が盗まれる可能性があります。
というのも、OpenSeaを利用する際に、メタマスクのパスワードやシークレットリカバリーフレーズを他人に教えるから。
NFTや仮想通貨の世界はすべて自己責任。再発行もできません。
作業はあなた自身で行うことをおすすめします。
信頼できるマーケットプレイスを利用する
できるだけ信頼感ある、大手のマーケットプレイスを利用しましょう。
なぜなら、トラブルにも素早く対応してくれるから。
できたての小さなNFTマーケットプレイスの場合、大手ほど環境整備も整っておらずトラブルに対応できないことも。
不要なトラブルに遭わないためにも、信頼感ある大手マーケットプレイスを利用するといいですよ。
NFTのMint(ミント)に関するよくある質問
最後に、NFTのミントに関するよくある質問をまとめておきます。
NFTは何でもミントできますか?
デジタルデータであれば何でもミントできます。
- イラスト
- 写真
- 動画
- 音楽
- ゲームのアイテム
- 会員権
- メタバース内の土地
- トレーディングカード
ミントにかかるガス代はどれくらい?
NFTのミントにガス代はかかりません。
ただしOpenSeaの場合、出品を取り消すときにガス代が発生します。
「ミント割れ」とは何ですか?
ミント割れとは、運営側の準備したNFTが販売後に余ってしまう状態のこと。
例えば、運営側がNFTを100点販売したところ70点しか売れなかった…
このような状態を「ミント割れ」と言います。
また、一次販売の後しばらくし、ミント価格よりフロアプライス(最低価格)が下がった状態もミント割れと表現します。
フリーミントとは何ですか?
フリーミントとは、「NFTを無料で新規発行」すること。
ただし、ミントする際にガス代は発生します。
まとめ:NFTのMint(ミント)の意味・やり方
今回は、NFTのMint(ミント)についてまとめました。
- ミントは「NFTを新たに発行」すること
- 出品者と購入者で意味が異なる
- ミントは無料でできる
- デジタルデータであれば何でもミント可能
NFTに触れたことのない方からすると、ややこしい言葉かもしれませんが使っていくうちに慣れます。
ご安心ください。
自分のNFT作品をミント・出品したいという方は、まずOpenSeaのアカウント登録から始めてみてはいかがでしょうか。
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