【メタマスク】ステーキングのやり方を解説｜PC・スマホ

このような疑問にお答えします。

手順どおり進めれば、メタマスクのステーキングは3分で完了。

記事前半では「ステーキング機能」「やり方」を紹介し、後半ではステーキングのメリット・デメリットを解説。

この記事を読み終えるころには、ステーキング機能を使いこなせるようになりますよ！

メタマスクのステーキング機能とは

メタマスクのステーキング機能とは、メタマスクを介しETH（イーサリアム）をステーキング（預ける）することで、年間約4%の金利を得られる仕組み。

2023年1月、メタマスクのポートフォリオ一覧表示サービス「Portfolio dapp（ポートフォリオdapp）」に導入されました。

リキッドステーキングを利用可能

メタマスクのステーキング機能は「リキッドステーキング」という仕組みが用いられています。

リキッドステーキングとは、預けた仮想通貨と「1：1」の割合で価値が担保されているトークンを発行すること。

リキッドステーキングで得たトークンは「Defi（分散型金融）」やレンディングサービスで運用したり、売却し現金化することもできます。

「Lido」「Rocket Pool」に対応

メタマスクを使用することで、「Lido」と「Rocket Pool」のステーキングプールを利用できます。

Lidoを利用すると「stETH」、Rocket Poolなら「rETH」というLPトークンを獲得。

獲得したLPトークンはDefiを使って運用可能です。

【スマホ】メタマスクのステーキング方法

スマホ版メタマスクのステーキング方法です。

「Portfolio dapp」を開く

メタマスクのアプリを開きます。

アイコン→Portfolio dapp

サービスを選択

Stake

「Lido」「Rocket Pool」どちらか選択します。

Lido Staked→Stake

ETHのステーキング数量を指定

ステーキング数量を入力→Review→Confirm

ガス代を支払う

ガス代をチェックし確認→完了！

ステーキング状況の確認はPortfolio dappのStake→「Your holdings」からどうぞ。

補足：ETHの引き出し方

ステーキングを解除しETHを引き出す方法です。

Stake→「Your holdings」→「stETH」のメニュー

Withdraw→引き出し金額を入力→Withdraw

Withdraw→Review→Approve

署名（初回のみ）→Confirm

ガス代をチェックし確認→完了！

メタマスクのトークンに「stETH」が表示されました。

厳密に言うと、Lidoに預けたETHは引き出せません。

その代わりに「stETH」というETHと同価値のトークンが引き出せるのです。

【PC】メタマスクのステーキング方法

PC版メタマスクのステーキング方法です。

「Portfolio dapp」を開く

PCブラウザからメタマスクを開きます。

ポートフォリオ→Portfolio dapp

サービスを選択

Stake

「Lido」「Rocket Pool」どちらか選択→Stake

ETHのステーキング数量を指定

ステーキング数量を入力→Review→Confirm

ガス代を支払う

ガス代をチェックし確認→完了！

ステーキング状況の確認はPortfolio dapp→Stake

「Your holdings」からどうぞ。

補足：ETHの引き出し方

ステーキングを解除しETHを引き出す方法です。

メタマスクでステーキングするデメリット

メタマスクでステーキングするデメリットは3つ。

リキッドステーキングトークン価格の乖離

ステーキングで獲得できる「stETH」や「rETH」の価格が、ETHと乖離することがあります。

本来stETH・rETHはETHと「1：1」の価格が担保されているトークンですが、stETH・rETHを大量に保有する企業の経営状況によって価格が乖離することも。

上記はstETHとETHの価格推移の比較表です。

ところどころ価格が乖離しているのがわかりますね。（大きいところでは700円ほど）

イーサリアムのアップデートなど原因は複数考えられますが、乖離するタイミングは少なくありません。

大きく乖離しているタイミングでETHを引き出した場合、資産が目減りしてしまうことがあるので注意しましょう。

一定期間、資金を引き出せない

イーサリアムの大型アップデートが行われる度に、資金を引き出せなくなる可能性があります。

実際、2023年4月に行われた「上海アップデート」までは資金がロックされ、ステーキングしたETHを引き出せませんでした。

今後の大型アップデートのタイミングでも、資金がロックされる可能性があるので注意が必要です。

ハッキングリスク

「Lido」や「Rocket Pool」は契約を自動で執行するスマートコントラクトで作られています。

そして、スマートコントラクトのシステムを狙ったハッキングも多発。

「Lido」や「Rocket Pool」も、ハッキング被害にあう可能性がゼロではありません。

メタマスクでステーキングするメリット

メタマスクでステーキングするメリットは3つあります。

メタマスクから直接できる

メタマスクから直接できるため、安全かつかんたんにステーキングできます。

通常、ステーキングを行うときは外部の専用サイトにアクセスし、メタマスクを接続させる必要がありました。

なかにはハッキング目的の偽サイトも存在し、資産を失うリスクも。

メタマスクから直接ステーキングすれば、そうしたリスクを回避することが可能です。

少額から始められる

「Lido」は1円、「Rocket Pool」は最小0.01ETHからステーキングが可能。

本来、イーサリアムに直接ステーキングするには最低32ETH必要です。

さらに専用のソフトを用いてノードを運用しなくてはならないなど、専門知識も必要でした。

その点、メタマスクなら少額かつ専門知識がなくてもETHをステーキングできます。

リキッドステーキングで運用

メタマスクでステーキングすると獲得できるLPトークン（stETH・rETH）は、Defiサービスで運用可能です。

たとえば、有名なDEX（分散型取引所）の「Curve finance」で【stETH】を運用すると、毎日2％以上の金利を得られます。

「Curve finance」のほか、「1inch」や「AAVE」といったDEXでも【stETH】を運用可能。

メタマスクのステーキングに関するよくある質問

最後に、メタマスクのステーキングに関するよくある質問をまとめておきます。

ステーキング報酬の確認方法は？

獲得したステーキング報酬はPortfolio dappの「Stake」から確認できます。

Stake→Lifetime Rewards

ステーキングの利回りは？

記事執筆時点（2023年7月）での「Lido」「Rocket Pool」の金利は以下のとおり。

銀行金利よりはるかに高いのはもちろん、さまざまな取引所のステーキングサービスと比較しても悪くありません。

ETH以外もステーキングできる？

できません。

記事執筆時点（2023年7月）、メタマスクでステーキングできるのはETH（イーサリアム）のみです。

まとめ｜メタマスクのステーキング方法

今回は、メタマスクのステーキング方法をまとめました。

「ステーキングには興味あるけどむずかしそう…」という方も、メタマスクを使えばかんたんです。

記事を見ながら、まずは少額から始めてみてはいかがでしょうか。